個人的な、あまりに個人的な。

長い間、ブログを書くことを止めていた。書くことがなくなった、というほどたいしたことを書いてきた訳ではないので、別にどうってことないのだが、飽きた、というのかといえばそうではなく、本当に心底まいっていた。
 12月には、自分で決めたこととはいえ6年間勤めた会社を辞めたので、その引き継ぎやら辞めた後の予想以上の動揺で疲れきり、1月に入って気分転換にベルリン旅行にでかけたが、そこで感じたことと自分がこれから進もうとしていることとのギャップに折り合いがつけられずいた。
 そのうちに新しい会社に勤めるようになったが、同じ業界とはいえ、これまでの仕事との大きな違いに戸惑っている。
 要するに、しんどい2ヶ月弱だった。
 ただ、それでもこの間に読んだテッサ・モーリス−スズキの『過去は死なない』(岩波書店)には、長い間離れていた歴史学と向き合うことにポジティブになれそうだし、周りの人や学生時代の先輩との会話に、勇気づけられた。感謝である。おまけに、新しくPowerBookを買った。
そろそろ何かを始めてもいいころかもしれない。