想像力

今日は、ジョン・レノンの命日だった。
毎年、この時期なるとラジオではジョンの曲ばかりが流れる。ジョンの曲は学生時代によく聴いていたが、最近はあまり聴かなくなっていて、毎年この時期になると、そうだったなと思い出す。なんともお気軽なリスナーである。
生きていればなんらかの影響を与えつづけるだろう人だし、きっと忘れてはいけない人なんだろうから、これまた命日というメモリアルにいささか便乗しているかのように曲を流しつづけるラジオ局の姿勢にうんざりはするけれど、まあ、これはこれでいいのだろう。
戦争のない世界はますます想像できなくなってきた一方で、この国の政治家は全土が非常事態宣言のイラクで手をふる子どもたちの姿に、ここは「安全である」と想像する。なんてグロテスクな想像力だろう。
ファッションでもいい、このグロテスクさに抗することができるなら。そう願わずにはいられない。