リフォーム日記 vol.2 リフォームするのはどんな建物か?

今後、どのようにリフォームが進むのかをレポートしていくことになるかと思いますが、その前に現在の家の状況などをざっくり紹介します。


今回、リフォームすることになった住宅は、築42年の木造住宅です。2階建てですが、総2階ではなく、一部下屋を伴い、部屋数は6畳が5つにトイレと浴槽があります。


敷地面積は約75平方メートル(22坪[※1])、建築面積[※2]は約52平方メートル(15坪)、延べ面積[※3]は約93平方メートル(28坪)です。


敷地は道路と私道に接して(接道して)いますが、道路はいわゆる2項道路[※4]で、道路の幅が4mありません。


ここまでは、古い家によくある例ですが、我が家が他の家と大きく異なる特徴があります。それは、もともと2部屋をアパートとして貸していたため、玄関が合計3つ、階段が2つあり、それぞれの部分で行き来ができない点です。


この「3つの家」を1つにまとめること。これが今回のリフォームの1番大きな目標です。




※1:1坪を3.3平方メートルと計算しています。
※2:建築面積とは、建築の外壁、柱の中心線で算定される建物の水平投影面積。ざっくりいって建物を上から見たときの輪郭部分の面積です。
※3:建物の1階と2階を併せた面積
※4:建築基準法42条2項で定義されている道路。法律上、建物の敷地は4m以上の幅(幅員といいます)の道路に接している必要がありますが、特定行政庁が特別に認めた狭い道路です。建物を新築する場合、基本的には将来4mの道路をつくれるように、建物をセットバックして建築しなければなりません。