砂肝の唐揚げ(料理メモその1)

食欲の秋というわけではないが、近所のスーパーで砂肝が大変お買い得だったので購入。はじめての食材だが、最近は便利なもので、インターネットでたいがいのレシピを手に入れることができる。これでは料理本もよほどの工夫がないと売れないだろうな、なんて同業ながら他人事のように心配してしまった。
それはともかく料理のサイト(けっこうあるのね、これが)を見ながら作ったのが、砂肝の唐揚げ。これならば別にサイトを見るまでもないのかもしれないのだが、なにしろはじめてということなので、どう下処理すればいいのかわからなかったので……。
それで下処理だが砂肝を半分に切って銀皮を下にして包丁でそぎとる。あとは揚げるだけ。揚げたあとに塩とコショウで味を調える。もっとも言うのは簡単だが、銀皮をそぎ取るのはけっこう難しかった。
まあ、それでもなんとか形にはなったのだが、この銀皮、捨てるのはもったいない、と思ってさらにインターネットで検索すると、あるではないか! 銀皮料理。
銀皮を油で炒めて、しょうゆ、塩、コショウ、七味唐辛子で味を調え、最後に余熱でバターをとかす。これがうまいのである。歯ごたえがあり、そのうえピリリとした七味の味。うれしい酒の肴になった。
牡蠣のキムチ鍋をつつきながら、焼酎をちびり、そしてできたての酒のつまみ2品。
いや、満腹。しかし、すっかりおやじ。