木田元『木田元の最終講義 反哲学としての哲学』
著者じゃないけれど、
同じ作家の著作を立て続けに読むと
少しだけ理解が深まる気がする。
本書は、著者の最終講義をまとめたもの
(正確に言えば、講義用のノートをもとにまとめたもの)。
講義用の文章だから、通常の哲学書よりも
読みやすいが、けっして軽いものではない。
エルンスト・マッハをめぐっての
哲学と文学の章では、
マッハに影響を受けながら当時の哲学が
どのように変遷していったのかが概観できて、
程よい入門書になっている。
- 作者: 木田元
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
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大分・うみたまご