風の楽天イーグルス

神宮球場 楽天 攻撃中

昨日、神宮球場楽天―ヤクルト戦を見てきた。別に楽天が好きなわけではないが、先週仙台に遊びに行ったときに観戦できなかったので、せっかくの機会だからと、出かけることにした。
前日まで連勝していた楽天だが、さすがにセリーグトップのヤクルトから3タテは難しかったようで、惜しくも2対3で敗れてしまった。まあ、しかし、新しいチームだし、ファールフライは落とすし、内野の守備はめちゃくちゃだしというなかで、よくがんばっていると思う、うん。ヤクルトみたいにちゃらちゃらしてなくていいし、なんだか必死さが伝わって、少年野球を観戦しているようではあった。歴史を持った球団だって、そうそう勝ちつづけることはできないのだから、いいのである。
同じく必死なのが応援団。まだ歴史がない球団だけに、試行錯誤という感じ。応援歌もなじみがなく、フィールドの選手と同じく、なんともちぐはぐでスタンドはいまいち乗り切れていない。結局、最後の山崎のホームランでようやくスタンドが1つに?なって盛り上がったような気がしたが、あれが阪神のように1回からできるようになると球団の力になるのだろう。ファンもこれからである。
で、1つだけ気になったことが。その応援歌だが、リードをとっていた応援団の人が、歌詞のあいまに太鼓の音を模した「どどどど」という音をつけていたのだが、これがとても気になった。何でこんなに気になるのかと、暑い日差しのなか考えていたのだが、しばらくしてようやく気がついた。
そうだあれは、宮沢賢治の『風の又三郎』の出だし。
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
これである。さすが東北(といっても宮沢賢治は岩手・盛岡だから無理もあるが)。そういえば、球場に時々涼しい風が吹いていたっけ。え?、関係ない? そりゃそうですよ。